【優斗】錆びた言葉のナイフ

ときたまにある

無慈悲な錆びた言葉のナイフで

刺されることが。

込み上げる怒りや悲しみを

グッと堪えていつも俺は

自分に問いかける。

 

「俺は同じこと、

 誰かにしてないかい?」って

 

そして同時に相手にこう思う。

 

「こんな痛くて苦しい思いをする事を

 思い出させてくれてありがとう。

 俺はこれからも誰かにしないように

 気をつけるね。」ってね。

 

そう思うと相手より

ほんのちょっぴり強くなった

気がするから。